今年のショパンピアノコンクール、まずは反田恭平さん、小林愛美さん入賞おめでとうございます。公式ユーチューブで優勝者のブルース・リウさんの演奏を見ていましたが、ピアノサイドに刻まれた「FAZIOLI」という見慣れない文字、気になってサイトで調べてみると、1979年創業のイタリアのピアノメーカーでした。と同時に2016年にNHKで放映された「もう一つのショパンコンクール」が瞬時に思い出されました。ヤマハ、カワイの調律師が現地まで飛んで、自社のピアノを一人でも多く演奏者に選んでもらうために、本番のギリギリまで調律・音作りをしている、その裏方作業を描いたドキュメントでした。上位入賞者が弾いたピアノ、それだけで宣伝効果絶大ですから。ちなみに、反田さん、小林さんが弾かれたピアノはスタインウェイでした。今年も華やかな演奏の舞台裏でピアノ各社の熾烈な競争が繰り広げられていたのでしょうね。
追記:今日11月16日再放送があって、それによると、「FAZIOLI」を選んだピアニストは78人中、一人だけで、一次予選を通過できませんでした。
Comments